鳥山先生
まったく受け止めきれない…。
アラレちゃんもドラゴンボールも、オタクの自分を作ってくれたと言っても過言ではない作品で。同級生の子が見せてくれた鳥山先生の画集に衝撃を受けて「”絵”ってこんなにすごいんだ」って思ったし、ヘタッピマンガ研究所で入れた知識は今でも役立っているし、今も”漫画を描く”という趣味をやれているし…。
自分のメガネキャラ好きの原点はアラレちゃんで、子供の頃は「メガネかけたいから目が悪くなりたい」と言っては親を困らせたし…。
鳥山先生のトーンを極力使わない画面作りは今でも漫画を描く時の理想形のひとつだし…。
ドラゴンボールリアタイ世代だったから、クリリンが死んだ時のショックも、悟空が大きくなった時の衝撃も、サイヤ人が地球にやってきて仲間が次々に殺されていく絶望も、悟空が結婚した時の巨大感情も、全部リアタイで味わってて、今でもその時の感情を手に取るように思い出せるし…。
小学生の頃テレビ局が学校取材に来た時に、カメラに向かってかめはめ波を打った子がいたし…。
ドラクエや、クロノトリガーといったゲームの数々だって、今でも先生のイラストごと全部大好きで楽しかった思い出だし…。
子どものころ地元の美術館に鳥山明展がきて、父に駄々こねてつれていってもらって、超駄々こねてナンバリングサイン入り複製原画(たしか5万)買ってもらって、そしてそれを母が誤って捨てちゃって、ちゃんと管理しておかなかった自分を責めて泣いた思い出もあるし…。
あまりにも人生のあちこちに鳥山先生がいらっしゃる…。
本当に寂しい…。からだに穴があいたよう…。
私事だけど、大好きだった祖母がつい先日亡くなって、葬儀から帰ってきたばかりのタイミングでこの訃報を浴びたので、もう本当にメンタルが穴だらけだよ…。やらなきゃいけないことがたくさんあるのに、立ち上がれない…。
大好きな人との別れって本当に理由なく突然に来るんだってことを定期的に思い知らされるな…。大好きな人たちは大事にしないといけないんだけど、どうして人間って忘れる生き物なんだろうな。
とにかく寂しい。本当に寂しいよ。ご冥福を〜なんて言葉も紡げないほどに。
鳥山先生の作品が大好きでした。これからもずっと大好きです。
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